ぷらり新潟の街を歩く

ぬちぐすいワンズ

2007年03月19日 16:15

前々から行きたいと思っていた『新潟』へ2泊3日の一人旅。
祖父の産まれた土地であったこと、海がある街であること、
お米がおいしい土地である事などなどが行きたかった理由でした。
・・・とかいって、
実は好きなミュージシャンのライブを見に行くのが第一の目的だったのですが。

しかし、三十路過ぎた女の一人旅が新潟ってちょっとカッコいいじゃないの?
と、内心思いつつ出掛けたのでありました。
一応ポケットガイドブックを用意して出掛けたのですが、
いざ街に出てみると、方向オンチの私には全く力を発揮してくれず
本能と直感での街歩きとなりました。
そんなこんなであてもなく歩いた新潟は古町の散策の様子を綴ります。

まず、絶対見たかった信濃川に架かる萬代橋
6つのアーチを連ねていて、とても美しい橋です。
今回は見る事が出来ませんでしたが夜はライトアップもされるらしく、
今度行く機会があれば、夜の萬代橋をわたりたいものだと思いました。
いうまでもなく信濃川の大きさには驚くばかりでした。

どことなしに歩いてお寺を発見。(お寺の名前は分かりません)
梅が咲いていたので、花に近づいて香りを確かめました。
優しく甘い香りがふんわりと冷たい空気と一緒に鼻腔をとおり、
何とも気持ちよい気分になりました。

お腹も空いてきたので、なんとなくそんな雰囲気の方向へ適当歩き。
こんな適当歩きがユルくていいんですよ〜。

いかにも、寒い土地っぽい建物を発見して思わず写真撮影。
ちょっと歩いては撮影、また気になるものを見つけては撮影・・・
ですから、なかなか食事が出来そうな所に辿り着けませんでした。
ようやく見つけたお店がココ。
『新潟の味と民芸の店 わっぱ飯 田舎料理 田舎家
夕方だったせいかお客さんがまだいない状態で、お座敷、カウンターどこに座ろうか迷いました。
優しい雰囲気のおかあさんに促されるような感じではありましたが、
強面のおとうさんの目の前の席、カウンターに腰を下ろしました。
(カウンターの方が一人旅っぽいよな…と内心思ったのだ)

広い立派な店内、正面には支度をしているおとうさん、なかなかドキドキの心境☆
数あるわっぱ飯の中から、カニわっぱ飯をお願いしました。
出来上がるまでの少しの間お店の中を見せてもらいました。
入り口近くには囲炉裏があって味わいのある田舎の民家といった感じ。
階段の木材はどっしりと力強さを醸し出していました。

お店のおとうさんと、何となし会話をするのですが口数の少ない方でお話は続かず。
そんな所へ、タイミング良く出来上がったホカホカのカニわっぱ飯登場!
『いただきま〜す!』と、まずはお味噌汁を。
具はタップリのしじみ! しじみのお出汁がとても出ていて美味しい!
わっぱ飯はお出汁で炊いたご飯で杉の板を使った丸い器で出てきます。
食べている途中でメニュ−に再び目を通していたら、
創業から50年あまりで、昭和27年に先代主人が「わっぱめし」を考案したと書かれていて、
どうやら地元では有名な店だったようでした。
いやいや、偶然入ったお店とはいえビックリしました。
美味しいので、気分ものってきて口数少ないおとうさん相手に、
わっぱ飯の事やしじみの話や新潟のお料理の味付けについてや、
最終的には私の祖父が新潟出身で塩味が好きだったなんていう話までしていました。
旅先での出会いと何気ないおしゃべりはなかなか楽しいものです。
米粒は一粒も残さず美味しくいただいて大満足でした。

あぁ、一人旅って楽しい!!(独り身だからこそ出来る贅沢な気ままな旅行!?)
夜はホテル近くの居酒屋で食事したり、雪の残る路地を歩いてみたりもしました。
しかし、何人かと旅行に行ってたくさんのお料理を注文してワイワイと旅行するのも良い。
目的地を決めてキッチリ満喫の旅も満足感タップリですが、
適当歩きのプラプラ旅も結構楽しいものですよ!

帰りの飛行機を予定変更して、急遽、新幹線で帰る事に。(急な予定が飛び込んだ事もあって)
新潟駅で買った駅弁を景色を楽しみながら頬張る。
気分は『世界の車窓から』である♪

駅弁を食べ終えて、これまた駅で買ったお菓子に手を伸ばす。
人生初の浪速屋の『柿チョコ』
チョコ、ホワイトチョコ、カフェオレの3種類詰め合わせを買ったのだが、
今更ながらコレにハマってしまった!!

新潟から帰って数日後、食べ尽くしてしまった柿チョコが忘れられず、
オンラインショッピングでオーダーしてしまったくらいです。
次の一人旅はどこへい行こうか〜。

(by トコロ)

関連記事